先行の地蔵尾根 第2話

ゆかい

2011年12月21日 12:00

積雪期の赤岳に挑む。 第1話 は こちら


さて、グローブの選択をミスった? いや実に見事に検証できた 美濃戸山荘から赤岳鉱泉への夜道。




(行者小屋にてアイゼン・バラクラバを装着、地蔵尾根に向けて出発する隊長(左)と副隊長)




グローブ検証の結果はこちら↓

■メイングローブ(今回はサブ)
オーバーグローブ2: イスカ ウェザーテック オーバーグローブ   
ミドルグローブ1:   イスカ シェトランド ウールグローブ
ベースグローブ:   KOHLA  サーマルグラブ ブラック


ところで各隊員それぞれが考えて準備してきた冬装備ですが どれも優秀なんです。

僕のグローブの場合は停滞すると多少冷えてきますが登り出せばポッカポッカ♪ 

また ベースグローブ:   KOHLA  サーマルグラブ ブラックが汗を外に追い出してくれるので手が湿らない。 
この組み合わせなら定価でも1万円以下で済むので良かったです^^v

悪い点を言えば、ゴワツキ感と ミドルグローブ1:   イスカ シェトランド ウールグローブ 状態での操作性の悪さ、
細かい作業が出来ませんのでザックなどグローブ対応品をお勧めします。

でも慣れると あの分厚いグローブでもカメラ操作したちゃったりしてましたから 深く考えなくてもイイ感じかもしれません。


■レイングローブ(今回はメイン)
レイングローブ:   イスカ ウェザーテック レイングローブ  
ミドルグローブ2:   KOHLA  コーラメリノグラブ

↑-5℃前後位までがお勧めの装備ですね、サブグローブとして持つなら KOHLA  コーラメリノグラブ  一つで良いと思いました。 





ポチっと応援の後、

【続き】も読んでください♪








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今度は本命のグローブにチェンジにて、次のポイント 「行者小屋」を目指す事に。





■赤岳ワンポイントメモ
美濃戸山荘~行者小屋に至っては、雪国生活者・中上級のスキー経験があれば まずアイゼンの必要性はゼロ。

ポール(ストック)まであるのだから下りで少々滑る程度で 登りはまずノンスリップ。




特に難なく、あっさりと行者小屋には到着。  

雄大な 阿弥陀岳 (2,805m)が目の前に我々を迎えてくれる。





さて、本日の本命はタイトル通り 八ヶ岳の最高峰 赤岳 2899m 。





森林限界を超えた辺りから 強風とアイスの斜面が予想されるのでバラクラバとアイゼンを装着。


  
 

本来なら、2月本番に向けて ココで訓練して帰る?はずだったんですが?   

誰も帰る様子など・・・ なし(;・∀・)。 




画像など集めて分析してたのですが、予想通り地蔵尾根ルートの森林限界手前までは 
雪上歩行に慣れてればノーアイゼン・ノーピッケルでも行ける行程。

このルートなら歩いてるだけで アイゼン歩行訓練を完了できると当初の計画通り順調に進む。 

もちろん ココに来るまで アイゼン歩行のビデオ講習を各自何度も視聴して来てる。 

技術顧問。。。

八ヶ岳は超人気スポットです。 
とにかくトレースがしっかり付いてるので何の不安もありません。
トレースにそって転倒せずに進めば 雪国での生活、冬山だけを目指して地道にトレーニングを積んだ今の皆さんなら
アレ?こんなものなの?って思うくらい簡単に登れちゃいます。


本日は、我々チームが地蔵尾根の先行パーティ。。。 
それでも雪が少なかったお陰か先週末のトレースが技術顧問のアドバイス通り しっかりと踏み固められてる。 

3シーズン中に習った 顧問の言葉が回想する。。。

ちなみに3シーズンに、どんなに登ろうが冬には関係ありません。
本来登れない場所が登れるようになったり、本来登れたところが登れなくなったり。

それが冬山です。

何よりも冬山を目指すものは、地図が読めなければ登る事は出来ません。

八ヶ岳は最悪、地図を読む力が無くても登れる山です、天気が悪くてもすぐ撤退も可能です。 

心配いりません、今のチームなら必ずや安全に登れます。 

楽しんで来て下さい。 





確かに!!僕らが初めて登った吾妻山は冬だったし、登山道とは全く別のルートを進んだ。。。そう!3シーズンを登らずして冬山を登った。





しかし この12本爪アイゼンのグリップ感には感動する、雪上の登り・下りも微動だにしない。。。雪国に生活して来たからこそ思う これは凄い!。

通常、長靴などでは横歩きでしか降りれない急雪面を、真っ直ぐ・またはハノ字でガシガシ降って行ける・・・ 

まさに反則ともいえるくらい凄いギアだ( ̄□ ̄;)!!  


でも、非常に重い・・・けど。 (TдT)






そして隊長がすごい、、、 装備も初装着なら 赤岳も初チャレンジ トレーニングの成果が出てるのがわかる。

あの膝痛を克服してきてる!!


50を過ぎての隊長の この努力、 私は尊敬に値します。





そろそろ森林限界を超えた辺りからですが、徐々にトレースが不鮮明にも・・・ 



技術顧問。。。

八ヶ岳は超人気スポットです。 
とにかくトレースがしっかり付いてるので何の不安もありません。
トレースにそって転ばずに進めば 雪国での生活、冬山だけを目指して地道にトレーニングを積んだ今の皆さんなら
アレ?こんなものなの?って思うくらい簡単に登れちゃいます。




( ・ω・)モニュ?
 超人気スポットです。 とにかくトレースがしっかり付いてる。  だから安心。



トレースが無いんですが・・・(^^;; ヒヤアセ



そー言えば我々。。。 平日限定の登山者でした。 


人気と言えど週末が込むくらいで 平日は貸しきり状態? ・・・

まぁ、トレース(足あと)が無いならないなりに 



屋根の雪下ろしと思って歩くか^^v


ところどころ足場を作っては進む場面も、でもコレが案外楽しい♪ 雪山やってるよ~!!見たいなチョイ緊張感が。  




チームで定めた危険箇所 第一ポイントに到着です。

蔵王横倉の壁くらいでしょうか?  

我々、小学校・高学年~中学にはスキーで滑降するレベルなので コレと言って恐怖感はありませんでした。 




隊長が登るシーンを副隊長が撮影してくれてました。




登りながら左を振り向けば 鋭く尖る 大同心と小同心が 




右を向けば 左が中岳 (2,700m)  右が阿弥陀岳 (2,805m) が見える 



そして後ろを振り向けば・・・ 





憧れの北ア ・:*:・(*´∀`*)・:*:・

 

 


正面右には赤岳も見えてきました!!







景色最高です!! 今のところ天気もイイ感じ、でも嫌な雲が北ア方向に見えてきてました・・・






お地蔵様に再会です!! 無事ココまではたどり着きました・・・ が。。。 





強風と共に嫌な感じの雲が迫ってきた~ つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚



またトレースの無い場所に・・・ 






元気良く行って見ます!!って サラッと雪の下は凍った岩・・・ アイゼン効かない部分も。 




もう、こりゃ経験・経験っ♪  

困難は楽しんでトライしちゃってます。 






よっしゃ~!! 展望荘と赤岳が見える位置まで着ちゃいました!!   ああっ、、、天気崩れそう・・・







あっ、・・・ のん気に写真撮ってないで 早く足場探さなきゃ (^^;; アセ







どこ登っても 一緒かな・・・?




この場面の動画はこちらです↑・・・



ふぅ~ 地蔵尾根クリア♪   パーティーが先行でトレースが無い場面もあり ちょい緊張しました(汗) 

が、強風とドス黒い雲に こりゃ天気崩れるよ~!! と急いで降る登山者も(汗)







横岳 (2,829m) を後ろに 地蔵尾根より登る隊長・副隊長・・・ 副隊長はビデオ片手(汗)





我々チームの低レベル状態が露骨に見える この記録動画は、上級者の方には なんだ?その登り方と?か つっこみ所満載とは思いますが 
いつか見違えるような登山技術を身に付けたい!そんな反省の意味も込めて公開しました。  優しく見守ってください。





さぁ!! ココまで来たら ラストアタックですね!! 





アイスの路面ですがアイゼンがバッチリ食い込みます。 





強風で凍った斜面に足あとだけが残ってます。 







動画と違い 写真は穏やかな景色にも見えるんですね・・・  強風で鼻水 ジュルジュルです。






赤岳展望荘に到着♪  停止すると寒いんで休憩なし・・・  です。





赤岳山頂部は完全に氷の世界です。( ̄□ ̄;)!!




そして!いよいよピッケルの出番!!・・・ 


えっ? この斜面ならポール(ストック)で良いんじゃない?ってですか 

使わなかったでは勿体無いから 装備しましょうーーーーょ!!   耐風姿勢の練習もあるし(;^ω^) 


もう、このチームの会話は初心者の戯言だったと思ってスルーして下さい。 



 



「こりゃ天気崩れるよ~!! と急いで降る登山者も(汗)」を思い出す・・・



風は強さを増すばかり・・・  

登山歴9ヶ月と20日、果たして初ピッケルを使いこなせるのか このチーム(汗)




最終話 「赤壁の戦い 隊長の思い」  へ 続く



JV隊長レポ

八ヶ岳 赤岳①

八ヶ岳 赤岳②


 

cherry副隊長レポ

第一話 【美濃戸口登山口~行者小屋】編は コチラ です。
第二話 【地蔵尾根~赤岳展望荘】編は コチラ です。
第三話 【感動の赤岳登頂!】編は コチラ です。
第四話 【赤岳山頂より下山】編はコチラです。






team oki off ゆかい隊員 赤岳(積雪期)2899m 装備 リンク



■ウェア
ハードシェル:    アウトドア・リサーチ フーリオ
ミドルレイヤー2:   アウトドア・リサーチ ラディアント 
ベースレイヤー2:   ファイントラック メリノスピンサーモ

ダウンウェア2:   パタゴニア ダウンセーター   
※大休止時の低温に備えハードシェルの上に装着。
↑全く使わず単なる荷物に、ダウンウェア関係は要らないみたい、万が一の備えも泊まりならやはりシュラフのダウン量UPがベスト
冬山より3シーズンの方が活躍大だと思った。


■パンツ
ハードシェル:   モンベル アルパインパンツ
ミドルレイヤー:   HEAD ストレッチスムースロングパンツ 
↑地元スキー場で-20℃を良く経験してたので 今回の冷え込みが-10℃程度だったので装着しなかった。 

ベースレイヤー:   ワークマン 現場作業用ウールタイツ 


■フットウェア
ブーツ5:        スカルパ モンブランGTX
ゲイター3:       ヘリテイジ サガルマータ ロングスパッツ・ネオプレンフィックス
ソックス6:        ネスター エクスプローラー(ウールハイソックス中間タイプ) 



■ヘッド・フェイス
キャップ3:       モンベル イヤーウォームキャップ クリマパイル
フェイスマスク2:    OR(アウトドアリサーチ) ソニックバラクラバ
サングラス:      izone UV3 SP-001 スポーツサングラス 
ゴーグル:       spoon  Revo PHANTOM2

■メイングローブ(今回はサブ)
オーバーグローブ2: イスカ ウェザーテック オーバーグローブ   
ミドルグローブ1:   イスカ シェトランド ウールグローブ
ベースグローブ:   KOHLA  サーマルグラブ ブラック


ところで各隊員それぞれが考えて準備してきた冬装備ですが どれも優秀なんです。

僕のグローブの場合は停滞すると多少冷えてきますが登り出せばポッカポッカ♪ 

また ベースグローブ:   KOHLA  サーマルグラブ ブラックが汗を外に追い出してくれるので手が湿らない。 
この組み合わせなら定価でも1万円以下で済むので良かったです^^v

悪い点を言えば、ゴワツキ感と ミドルグローブ1:   イスカ シェトランド ウールグローブ 状態での操作性の悪さ、
細かい作業が出来ませんのでザックなどグローブ対応品をお勧めします。

でも慣れると あの分厚いグローブでもカメラ操作したちゃったりしてましたから 深く考えなくてもイイ感じかもしれません。


■レイングローブ(今回はメイン)
レイングローブ:   イスカ ウェザーテック レイングローブ  
ミドルグローブ2:   KOHLA  コーラメリノグラブ

↑-5℃前後位までがお勧めの装備ですね、サブグローブとして持つなら KOHLA  コーラメリノグラブ  一つで良いと思いました。 


■テクニカルギア
アイゼン2:       グリベル G12 ニューマチック
ピッケル:       ブラックダイヤモンド ベノムアッズウィズリーシュ57
ストック2:       シナジースポーツ  トレッキングポール/スノーバスケット仕様


■ザック
ザック9:        グレゴリー セラック  45

■テント・シェルター
ツェルト:      他メンバー担当

■ライト・ランタン
ヘッデン1:       ペツル ティカ XP2



■その他
ファーストエイド:    他メンバー担当
水筒7:         ナルゲン 1.0Lボトル
↑凍結してダメでした・・・ 保温カバーの購入が必要なのでグラナイトかORを逝こうかと思ってます。

水筒5:         THERMUS チタンボトル FEB-500T 

タオル2:        MSR パックタオル・パーソナル M
↑3シーズン通して山中では一度も出番なし、下山後のお風呂用にしました、もちろんナノタオルも。

ペーパー:        トイレットペーパー 
クーラーバック:    グラナイトギア エクセルブロックM (行動食の凍結防止や保温)
ゴミ処分:        mont-bell O.D.ガベッジバッグ4L


※タオル2に関して。。。
雑巾の方が出番多し。 テント泊なら汗拭きペーパーの方が便利。 実際、水場が無い限り顔すら洗えません。


保温にホッカイロを入れていきましたが大成功♪  菓子パンは熱で焼けた感じまで温かに~ 


■GPS
機種:         他メンバー担当


■ストーブ・バーナー
機種:            他メンバー担当 
(今回の食事はすべて行動食・バーナー、燃料等はすべてデポ)



車中泊・休憩所泊・メンバーテント泊(状況で選択)

■スリーピングギア
シュラフ6:        イスカ エア450X 
マット9:          サーマレスト Zライト レギュラー ←今回は副隊長が準備してくれたマットを使用。

洗面用具:        ファイントラック ナノタオル他 歯ブラシ等 



冬山装備 備忘録へのリンク






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