ARC’TERYX Alpha SV Jacket やっぱり「赤」^^v
何よりも自身が一番納得してる部分がフェイス周りの作り。
同じアルファでもSL・LTとはSVのフード形状が違い まさに冬専用品。
参考程度ですが先月 「赤岳用に」 購入した 4シーズン対応のパタゴニア (Patagonia Men's Super Pluma Jacket)
と、冬専用品である アークテリクス ARC’TERYX Alpha SV Jacket の違いです。
※もちろん両者ともヘルメット対応の大型フードです。 国産ハードシェルにはヘルメット対応品が販売されてません・・・
黒、パタゴニア 赤、アークテリクス
まさに冬季の鎧・・・
(サイズは両方 Mサイズ ちなみにモンベルのサイズで言うと、お腹周りがM-Lよりで 肩周りがL-XLよりくらいになります)
写真で見た感じパタゴニアの方がスリムラインに見えますが 実はアークの方がお腹周りも腰回りもシャープでキツイです。
横からの画像を取り忘れたので参考になりませんがウエストが細くて胸周りが大きいアークに比べるとパタゴニアは全体的にゆったり着れます。
重量も500gを超えるので 完全に一日中着用を前提とした厳冬期専用シェルで残雪期~3シーズンは使えません。
みなさんのハードシェル選びの参考になればうれしい限りです。
ちなみにSVクラスは国内の登山では全く必要ないスペックだと思います、単なる自己満足の世界ですね。
アークで言うSLやLT パタゴニアのSuper Pluma など等 他のメーカーも含め
400g前後のシェルが高機能で対応環境が広くお勧めで無いかと思います。
ちなみにハードシェルは動かない環境では寒くて正解です、で その体温調整の為 中に着込んではNGです。
暴風の環境下では一度羽織ったシェルを脱いで中に着込むと言う行為が全く出来ません・・・
停滞した場合やペースダウンの場合はシェルの外側に何かを羽織るのが正解だと思います。
氷点下の稜線で着替えなど絶対に無理です、体温が奪われ回復が困難になります。
もしくは停滞の為、そもそも暑くない人が体の体温を奪われパーティー全体に迷惑をかける場合も。。。
その為、シェルに対して上着の羽織を良くする為にもボディに限りなくフィットしたサイズ選びが基準となります。
(中は着込んでも体にフィットしたフリースまで)
中に着込むこと(例えばインナーダウンまで)を前提にサイズ選びをしてしまうとブカブカのかっこ悪いハードシェルになってしまい
それこそお洒落どころじゃありません(笑)
その上、動くたびに大量に発汗していたら 汗冷えどころか逆に体力が奪われます。
遭難現場のニュースなどで アナウンサーや登山をよく分からない解説者が暖かい格好・装備不足と言いますが
装備不足は単に山小屋泊や日帰り計画の為、ビバークに必要なテントや寝袋、バーナーを持たなかった事で
彼らが言う「暖かい格好で登る」事ではありません。
申し訳ないが最初から暖かい格好で雪山登ったら逆に死んでます。
まずはその登山は日帰りなのか?山小屋泊なのか? 天候は?気温は?
そういった一つ一つの計画を大事に積み上げて山に向かわなければ遭難して当然です。
もちろん引き返す勇気も。
ハードシェルの話からちょっとずれてしまいましたが、冬山は3シーズンに無い素晴らしさがあります。
良くも悪くも生命を感じる瞬間までもあります。
特にパーティ登山などで事故が発生した場合は責任者やリーダーに対して刑事責任を問われる場合もあるそうです。
残された遺族の感情もあります、誘った?誘わない? 人の命は起こってしまえば民事も刑事も「同意の下」では済まさせれ無い時があります。
(我々がteam oki off が3人だけで登る理由です)
これから冬山を目指す方は最低限、登山計画の提出や各種保険の加入に怠りのないよう心がけてください。
自分へのご褒美・・・ 終わり と、言いながら1月も頑張っちゃおうかな(爆) それは無理か・・